春日保人 Official Website

中世・ルネサンスからバロック、古典派から現代曲までと幅広いレパートリーを持ち、バロックフルート、篠笛を演奏しながらも歌うバリトン歌手

Profile


バリトン:春日保人(Yasuto Kasuga)

 

 

東京藝術大学声楽科卒業、同大学院古楽科修了。モンテヴェルディ《オルフェオ》(神奈川県立音楽堂)、《ウリッセの帰還》、モーツァルト《フィガロの結婚》、フィリドールの音楽舞踏喜劇《太ったカトスの結婚》(世界初蘇演)の各タイトルロール役を演じる。ヘンデルのオペラには定評があり、歌劇《リナルド》(日本初演)アルガンテ役、《アグリッピーナ》クラウディオ役、《アルチーナ》メリッソ役(東京室内歌劇場主催)を演じ、ヘンデル没後250年記念公演《オットーネ》エミレーノ役では「ブリリアントな美声」「深く奥行きのある声」と新聞、音楽誌上で高く評価されるなど、バロック音楽には欠かせない存在として活躍している。また安藤由布樹オペラ《ラビュリントス》ダイダロス役、現代作曲家によるユニット、ヌォヴォ・ヴィルトゥオーゾ主催のオペラ《RAMPO2011》にて明智小五郎役にて出演。

『目白バ・ロック音楽祭』出演やNHK-BSHiにてダ・ヴィンチ作『受胎告知』の前でダ・ヴィンチ作曲の歌曲などを演奏。イタリアにおいてレッジョ・エミリア『ポリフォニー音楽祭』に招聘されリサイタルを開催する。2010年上海万博ではベートーヴェン《第九交響曲》のソリストとして上海交響楽団と共演。バッハの各受難曲におけるイエス役やカンタータ、ヘンデル《メサイア》、ブラームスやフォーレ《レクイエム》、オルフ《カルミナ・ブラーナ》など中世から現代までとそのレパートリーは広く、各分野で高く評価されている。

2013年には安藤由布樹作曲のカンタータ《この灯を永遠に》青年達雄役でニューヨークのアリス・タリー・ホールで演奏。2014年には熊本において信時潔作曲の交声曲《海道東征》公演にて、山田和樹氏率いる横浜シンフォニエッタと共にバリトンソロを務めた。

自らが主宰するアンサンブル「ソナール・カンタンド」において、知られざるバロック時代のスコットランド音楽にスポットをあてた『魅惑のケルティック・バロック』が音楽の友誌「コンサート・ベストテン2008」に選出。2010年、2012年とブレーシャ国際古楽音楽祭に招聘されるなど国内外で活躍。

ヒストリカルフルートを吹き、篠笛など邦楽器も独学にて学び演奏するなど、声楽の枠を超えて活動し、音楽雑誌への執筆や、舞台のプロデュースなど幅広く活動している。

合唱指導の分野でも活躍をみせ、東京バロック・スコラーズ(三澤洋史氏指揮)や佐倉混声合唱団、幕張総合高校合唱部など多くの合唱団にアドヴァイザーとして招かれており、後進の指導も精力的に行っている。
日本ヘンデル協会、日本イタリア古楽協会、日本スコットランド協会各会員。
聖徳大学講師。

 

Yasuto Kasuga – Baritono, Flauto traverso

Nato a Kumamoto (Giappone) nel 1977, inizia a studiare il canto con suo padre. Nel 2000 si laurea in canto lirico presso la Tokyo National University of Fine Arts and Music. Studia sotto la guida di Taikai Takahashi e Giannicola Pigliucci, e si perfeziona con Seijiro Hikita e Yasuko Hayashi. Nel 2003 frequenta il master di musica antica. Sotto la guida di Yukari Nonoshita, Peter Kooy, e Gerd Türk. Studia inoltre direzione d’orchestra, nonché flauto traverso barocco. Tra il 1998 ed il 2003 frequenta corsi tenuti da Gianni Raimondi, Cristina Miatello e Monica Piccinini. Nel 2004 ha vinto una borsa di studio di sua città per la prassi esecutiva antica, con Giuseppe Maletto.

Partecipa a produzioni come “Le nozze di Figaro” (Figaro) di Mozart, “Le mariage de la Couture avec la grosse Cathos”(Cathos) di André Philidor, e “L’Orfeo”(Orfeo) di Monteverdi. Svolge attività concertistica e madrigalistica, eseguendo tra gli altri il “Vespro della Beata Vergine” di Monteverdi, l’Oratorio “San Giovanni Battista” di Stradella, “Jephte” di Carissimi, il “Messiah” di Händel, la “Messa in si minore” e alcune cantate di Bach, la Sinfonia No. 9 di Bethoven, Rèquiem di Brahms e Fauré, “Carmina Burana” di Orff, la Cantata “Kaidoutousei” di Nobutoki Kiyoshi. Fonda L’ensemble “Sonar Cantando” nel 2007. Ha invitato da Festival internazionale di musica antica in Brescia “Settimane Barocche di Brescia” nel 2010 e 2012. Ha vinto il Best concert 2008 della rivista musicale <Ongakunotomo>. Nel 2012 si dedica all’insegnamento del canto presso l’Università Seitoku.

~主なコンサート歴~

2010年
12月5日 東京室内歌劇場 カヴァッリ作曲 オペラ《ラ・カリスト》ジョーヴェ役
10月17日 Festival internazionale di Musica antica in Brescia e provincia
“Settimane Barocche di Brescia”ソナール・カンタンド
5月29日 Better Life with Symphony in 上海 L.V.ベートーヴェン《交響曲第9番》
上海東方 芸術センター 上海交響楽団
3月2日 J.S.バッハ《マタイ受難曲》BWV244 ムシカ・ポエティカ受難楽演奏会

2009年
10月 春日保人リサイタル『和洋邂逅』
9月 ヘンデル没後250年記念公演 オペラ《オットーネ》エミレーノ役
8月 モーツァルト オペラ《フィガロの結婚》フィガロ役
6月 横浜開港150周年記念演奏会 『ゲーテ座への思慕』
6月 カール・オルフ《カルミナ・ブラーナ》

2008年
6月 第2回長湯ルカス音楽祭
6月 目白バ・ロック音楽祭
2月 安藤由布樹 オペラ《ラビュリントス》ダイダロス役
1月 神奈川県立音楽堂バロック・オペラ モンテヴェルディ《オルフェオ》オルフェオ役

Profile” への6件のフィードバック

  1. AGORA代表の平○さんに教えてもらって、こちらのサイトを知りました。
    アルトの千蔵です(妊婦だったアレです)。
    春日先生のブログを拝見して、改めてあの日の感動が胸に湧き上がりました。
    AGORAの練習に参加し始めた頃は、ひさしぶりに歌える個人的な喜びでいっぱいでしたが、
    自分の妊娠を知り、震災を経て、歌に込める思いがどんどん深まっていくのを感じていました。
    悲しみの多い世界を愛し包みたい静かな思い、未来に強く立ち向かっていきたい熱い思い…
    「夜は明けるのです」と歌っている時は、何に対してかわからないけれども、
    自分の中に温かく大きな愛情が湧きあがってきて、歌いながら涙が混みあがってくるのを感じました。
    とても素晴らしい経験でした。
    おなかのベビーもコポポポと大喜びしていました♪
    春日先生のご指導は、とてもジェントルでかつ的確で、大変勉強になりましたし、
    すっかりなついてしまったような気持ちで、毎回とても楽しかったです。
    まずは元気な赤ちゃんを産んで、育児が落ち着いたら、またAGORAに復帰したいと思っています。
    母親になって、また歌への思いが変わるのかな?ととても楽しみです。
    また先生にお目にかかれます日を楽しみにしております♪♪

  2. 千蔵さま

    ブログからのコメントありがとうございました!
    アゴラ公演はとても素晴らしい舞台でしたね。
    この時期に妊娠をし、震災もあって、思いも複雑だったかと思います。
    偶然でしたが、メンデルスゾーンの讃歌は、そうした時期にとてもよいメッセージが込められた曲だったかと思います。
    僕は男性ですし、まだ子供もおりませんんので、本当の意味での理解はできていないかも知れませんが、
    妊娠という最中に、素晴らしい音楽を歌えた事は、きっとお腹の子供にも伝わるかと思います。
    きっとお腹の中でコポポポ♪と一緒に歌っていたのかもしれませんね。

    「母は強し」といいますが、千蔵さんが感じられた大きな愛情を存分に注ぎ、未来への熱い希望を与えてあげてください。
    まずは元気な赤ちゃんが生まれることを祈っております。
    そしてその赤ちゃんの為に、素敵な音楽を聴かせられるよう、僕も頑張りたいと思います。
    またお目にかかり、一緒に歌える事を楽しみにしております。

  3. こちらでは初めまして!ぢぢいでございます。
    トリノ写本では大変御疲れ様でした。
    温かく綺麗なサイト、これからも定期的に拝見に伺おうと思って居ります。

  4. おぢぢ様
    トリノ写本ではありがとうございました。またWebSite訪問も嬉しいです!
    またお目にかかれるのを楽しみにしております。

  5. YouTubeを漁っていたら、急に春日さんを思い出して…HPに遊びに来てみました。
    1リスナーとして今後のご活躍をお祈りします。
    P.S. 私の同僚が古楽に興味を示していましたので、Facebookで紹介させて頂きました!

  6. おや、トルソさん久しぶりです!すっかりご無沙汰してました。思い出して下さりありがとうございます!!
    FBでのご紹介も感謝!またお会い致しましょう。

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